日本人と鳥居
神社にお参りする際に、まず目にするのが鳥居だと思います。
子供の頃から学区内には必ず鳥居があったんじゃないでしょうか?そして誰もがお願いごとの一つや二つはした事があるのでは?
一番外側にある鳥居から順番に、一の鳥居、二の鳥居と数え、順番に鳥居の下を通って拝殿へと向かうのが参拝の決まりです。
地図の上で神社の位置を指し示すのは鳥居のマーク、私達日本人の暮らしの中には鳥居=神社がいつも、ごく普通にあるのです。
神社の内と外を分ける境界、日本人としてのアイデンティティの一つが神社であるのは間違いなく、鳥居の内側は神様がいらっしゃる神域という意識は知らず知らずのうちに培われたものなのです。
鳥居の起源
鳥居の起源については諸説が幾つもあって、すでにどれが正しいなどという話は馬鹿げたものでしょう。
天照大御神が天岩屋へ隠れられた際に、八百万の神様達が鶏を鳴かせました、その時に、鶏が止まった木が鳥居の始りだという説が私は好きです。
鳥居の種類
鳥居は大きく分けて二つの流れがあります。
鳥居上部の横柱が一直線のシンプルな神明(しんめい)鳥居。
お伊勢さんの鳥居が代表的ですね。
こちらの鳥居の方が多く見かける気がします。
さらに細かく柱の数など本当に多種多様な形の鳥居があるもんだと関心します。一つの神社に違う形の鳥居があったりもするので、どうやら法則は無いような気がしますが、本当の所はどうなのでしょうか。
多種多様に神社によって形の違う鳥居を見るのがたまらなく好きで、六十数種類あると言われる鳥居全に手を合わせると言う楽しみが私の八百万の神様に出会う旅の楽しみでもあります。