氏神さまとは

氏神

氏神さまのお札

氏神(うじがみ)は地域に住む人々が共同で祀る神道(しんとう・かんながらのみち)の神様です。

神道とは自然や自然現象を敬い感謝し、そこから八百万の神を崇拝する日本独自の多神信仰のこと、普段私達が何気に行う「神頼み」は神道の教えが身について自然と行う立ち振まいだと思います。

画像は私の氏神様のお札です。私の家では、ばーちゃんの教えのまま、毎年の節分の日に新しいお札をいただきます。

鎮守神と産土神

また、その土地や土地に住む者達を守る神様を鎮守神(ちんじゅがみ)と呼び、その土地で生まれた者を一生涯守ってくれる神様を産土神(うぶすながみ)と呼びます。

天満宮

生涯を同じ土地に住むことが当たり前だった一昔前にはその者が生まれた土地の神様として、この三つの神様、「氏神、鎮守神、産土神」が私達の周りには必ずいたといいますが、現在はご存知のように核家族化がすすみ、特に都会に住む者にとっては、先祖の事など知らない時代となってしまいました。

知ったかぶりをしてこうしてブログを書いている私自身が両親がそれぞれ地方から大阪という土地へやってきて、大阪の地で私は生まれ育ちました。氏神などとはつい先日まで無関心な暮らしをしていたのです。

私の神様とのきっかけはまたの機会に譲りますが、本来は誰もが自分の一族が信仰してきた三つの神様を必ず持っているはずだと教わりました。

とはいえ、私がそうだったように、自分が何者かと考え、神様の存在を知った時にはすでに調べようが無いほどに、自分自身の神様が遠くなってしまった、そんな方は多いと思います。

氏神様に鎮守神様、産土神様との繋がりも、時代の流れと共に変わってしまうのは仕方の無いことだと思います。

それでも日本には八百万の神様が今でもいらっしゃるわけです。

堅苦しい信仰は神職の方々に任せれば良い、私達はもっと自由に八百万の神様に手を合わせればいい、そんなふうに私は思ってます。

氏神さまの調べ方 三つの方法

転居などの際には、新しく地域の鎮守様へお参りする事になると思いますが、氏神様が判らない、ということも多いかと思います。 

氏神様の調べ方は三つです。

まずは、隣近所へのごあいさつの際に、尋ねるのが手っ取り早いでしょう。

二つ目の方法、何らかの理由で尋ねることが出来ない際には、最寄りの神社庁に問い合わせすれば、丁寧に教えていただけます。

ところが、神社庁に住所を告げて訪ねても、判らないことがあります。そんな際には、○○神社か○○神社へ電話して確認して見るようにと教えてくれるので、そのようにすれば問題なく氏神様が判ります。

三つ目の方法は、ご近所の神社に直接電話して尋ねるという方法です。

>>> 神社本庁一覧

ところが、近くの神社が氏神様かというと、どうやら一概にそうとは言えません。

私の会社の事務所のある場所も、入居後、神棚をお祀りする際に、神社庁に問い合わせしたところ、二つの神社を教えていただき、電話をして訪ねたところ、一番近くの神社ではない神社が氏神様だと判りました。

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