碓氷権現熊野神社

碓氷権現熊野神社と碓氷峠(うすいとうげ)

碓氷権現熊野神社

軽井沢へ仕事で出かけました。空き時間に神社仏閣へ連れて行って欲しいとお願いした所、案内してもらったのが、碓氷権現熊野神社(うすいごんげんくまのじんじゃ)です。

日本三大熊野の一つであり、中山道の難所。碓氷峠の頂上で旅の守り神とし、そして現在に至るまで数えきれない人が手を合わせてきた歴史ある神社です。

碓氷峠は、交通の要所として古代から利用されており日本初期にはヤマトタケルの名前と共に登場します。

信濃川水系と利根川水系とを分ける中央分水嶺でもあり、峠の長野県側に降った雨は日本海へ、群馬県側に降った雨は太平洋へと流れます。

なんとも不思議な場所にあるのですが、神社自体も不思議でした。

碓氷権現熊野神社
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碓氷権現熊野大社 拝殿
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面白いというか、これまで見たことが無いのですが、長野県と都群馬県の県境が神社の真ん中をまっすぐ通っており、お賽銭箱も二つ、宮司さんも2人、それぞれ神社のお祀りを行っており、御祈祷・お守り・社務所も当然別々、なんとも不思議な話なのです。

言葉や文化も違うといいますから、不思議を通り越して、何があるんだろうかと思わずにはいられません。

碓氷権現熊野神社 狛犬

長野県では一番古いといわれる、室町時代中頃の作と伝えられる狛犬です。

碓氷権現熊野神社 ご神木

ご神木の科木(しなのき)は関西ではあまり見ることのない、高地を好む樹だそう。樹齢850年あまり、圧倒的な存在感で立っていました。

碓氷権現熊野神社の御朱印

碓氷権現熊野神社の御朱印

何も知らずに御朱印いただいてきましたが、どうやら群馬県側の御朱印だけだったようで、今思うと長野県側の御朱印も別途いただく必要があったのかもしれません。

碓氷権現熊野神社へのアクセスと駐車場

無料の駐車場がありますので、現地の案内図をみて駐車しましょう。まったく界隈の事がわからないので、自家用車がない場合にどの様にアクセスするのかは判りませんが、㈱軽井沢交通バスが運行されているようです。

地元の友人によれば、子供の頃は良く歩いてここまで登ってきたとのこと、トレッキング道も整備されているようなので、歩いてのアクセスも悪くない気もします。

そして、やはり住所は2つ。

 長野県北佐久郡軽井沢町峠町1
 群馬県安中市松井田町峠 松井田町峠1番地

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